まさか!一番安全と思っていた場所が実は最も盗難リスクが高かった?!
自動車盗難を警戒している人にとって「盗難がされやすい場所」は最も気になるところでしょう。
場合によっては、まさか一番安全と思っていた場所が実は最も盗難リスクが高かったりすると最悪です。
そうなると一体どこに駐車すれば安全なのかわからなくなります。
今回は、自動車の盗難がされやすい場所についてわかりやすくご紹介します。
「自動車の盗難がされやすい場所」について
「自動車の盗難がされやすい場所」は次の調査と内容を基にご紹介します。
項目 | 詳細 |
調査の名称 | 第22回 自動車盗難事故実態調査 |
調査期間 | 2020年2月の調査のみに絞ってご紹介 |
調査対象の会社数 | 損保全18社 あいおいニッセイ同和損保・アクサダイレクト・イーデザイン損保 ・AIG損保・SBI損保・共栄火災・セコム損保・セゾン自動車火災・ソニー損保・損保ジャパン・大同火災・東京海上日動・日新火災・三井住友海上・三井ダイレクト損保・楽天損保・チャブ保険 ・チューリッヒ |
調査の内容 | 全国で発生した自動車本体の盗難事故での盗難された場所 |
調査対象 | 調査期間内に車両保険金の支払いを行った事案のみ |
総支払件数 | 調査期間内に車両保険金の支払いを行った事案のみ |
順位の方法 | 多い方から順番に紹介する |
割合の変化 | 基本的には例年、同じくらいの割合で推移している |
結果の報告 | 順位・盗難発生場所・支払件数・割合・盗難がされやすい理由・今すぐやった方がよい対策 |
① 自宅の屋外駐車場
自動車の盗難がされやすい場所の第1位は自宅の屋外駐車場です。
保険金の支払件数は119台(232台中)です。
割合は51.3%(232台中)になります。
自宅の屋外駐車場が自動車盗難がされやすい理由は、自宅の敷地内にあるため、油断しやすく、防犯意識が低くなりがちだからです。
自宅の屋外駐車場の盗難対策は、自分だけでなく近隣住民と連携してお互いに防犯意識を高めることです。
自宅の屋外駐車場は、本調査の過半数を占めています。
➁ 屋外にある契約駐車場
自動車の盗難がされやすい場所の第2位は屋外にある契約駐車場です。
保険金の支払件数は53台(232台中)です。
割合は22.8%(232台中)になります。
屋外にある契約駐車場が自動車盗難がされやすい理由は、外から場内の様子が筒抜けで、持ち主が車から離れたのがわかるからです。
持ち主が防犯意識が低かったり、長時間帰ってこないことがわかると窃盗が行われる確率があがります。
屋外にある契約駐車場の盗難対策は、常に現場が明るく、防犯カメラが設置してある場所に車を駐車することです
➂ 自宅の屋内駐車場
自動車の盗難がされやすい場所の第3位は自宅の屋内駐車場です。
具体的にはガレージなどで、シャッターなどで外から見えない場所のことになります。
保険金の支払件数は19台(232台中)です。
割合は8.2%(232台中)になります。
自宅の屋内駐車場が自動車盗難がされやすい理由は、持ち主が車がガレージの中に入っているから安全であると思い込んでいるからです。
ただし実際はガレージの中に侵入者が入れば中の様子がわからなくなるので、侵入者は安心して持ち出す作業をすることができます。
自宅の屋内駐車場の盗難対策は、ガレージにセンサーライトをつけたり、ガレージのシャッターロックやドアロックを堅牢にすることです。
④ 通勤先駐車場
自動車の盗難がされやすい場所の第4位は通勤先駐車場です。
保険金の支払件数は11台(232台中)です。
割合は4.7%(232台中)になります。
通勤先駐車場が自動車盗難がされやすい理由は、勤務中は持ち主が8時間以上駐車するからです。
しかも仕事中は、わざわざ自分の車を駐車場まで見に来る人はいないので、窃盗が成功する確率が高まります。
通勤先駐車場の盗難対策は、会社に駐車場内をカバーできる防犯カメラの設置、夜間は照明で場内を照らしてくれるように対策を講じてもらうことです。
⑤ 屋内の契約駐車場
自動車の盗難がされやすい場所の第5位は屋内の契約駐車場です。
保険金の支払件数は7台(232台中)です。
割合は3.0%(232台中)になります。
屋内の契約駐車場が自動車盗難がされやすい理由は、屋内にあることと契約駐車場であることで、持ち主が油断するからです。
建物の中にあり、死角が多く、しかも高級車やスポーツカーなどの高価格車が駐車していることが多く、窃盗団の標的になりやすい環境といえます。
屋内の契約駐車場の盗難対策は、駐車する時はできるだけ監視カメラから見やすい場所に置き、常にハンドルロックやタイヤロックをして、2重3重にも警戒をすることです。
⑥ コンビニ・スーパーの駐車場
自動車の盗難がされやすい場所の第6位はコンビニ・スーパーの駐車場です。
保険金の支払件数は3台(232台中)です。
割合は1.3%(232台中)になります。
コンビニ・スーパーの駐車場が自動車盗難がされやすい理由は、つい、ちょっとした時間だと思い、カギをつけたままにしたり、ドアロックをかけていないからです。
コンビニ・スーパーの駐車場の盗難対策は、カギやドアロックを忘れないことと、買い物時間を短くしたり、買い物中でも車の様子をこまめに見れる場所に駐車することです。
⑦ 路上
自動車の盗難がされやすい場所の同じく第6位は路上です。
保険金の支払件数は3台(232台中)です。
割合は1.3%(232台中)になります。
路上が自動車盗難がされやすい理由は、人通りが少ない場所や、防犯カメラがない場所に車を駐車しているからです。
路上の盗難対策は、基本的に路上に駐車する時は短時間か、また車からできるだけ離れないようにすることです。
⑧ その他
その他で、自動車盗難がされた場所が不明なのが次の通りです。
保険金の支払件数は17台(232台中)です。
割合は7.3%(232台中)になります。
まとめ
今回は、自動車の盗難がされやすい場所についてご紹介しました。
自動車の盗難がされやすい場所は、ほぼ同じ場所が、ほぼ同じ割合で推移しています。
自分だけは盗まれることはないだろうと思わずに、基本的な対策をとることを忘れないようにしましょう。