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2024年最新の車盗難の手口3選!持ち主が居ない間に数分で盗む!

コラム
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最新の車盗難の手口は、車のデジタル化を利用した方法が主流!

ハッカーの写真

最新の車盗難の手口は、車のデジタル化を利用した方法が主流です。
持ち主が居ない間に、車に一切キズをつけることなく、わずか数分の間に盗んでしまいます。
犯罪者ながらスマートで、手際が良く、気が付いた時には時すでに遅しです。
では、一体どんな手口で車が盗まれているのでしょうか。
今回は「2024年最新の車盗難の手口3選・持ち主が居ない間に数分で盗む 」について詳しくご紹介します。

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①CANインベーダー

半導体の写真

CANインベーダーとは、車の「CAN(キャン)」に侵入して車を乗っ取る手口のことです。

CANとは?

CANとは「Controller Area Network(コントローラエリアネットワーク)」の略称のことです。
意味は「車載ネットワーク通信規格」のことになります。
CANをパソコンに置き換えると「有線LAN」のようなものです。
具体的には「パソコン ⇔ 有線LAN ⇔ プリンター」のような関係になります。

CANの役目とは?

CANの役目とは、車の中の「ECU」同士を有線で繋ぐ役目をしています。
ECUとは「Electronic Control Unit(エレクトリック・コントロール・ユニット)」の略称のことです。
ECUにはエンジンECU、メーターECU、ドアロックECUなどがあります。
これらのECUは、CANを通じて繋がっています。

CANインベーダーで車を乗っ取る手口とは?

CANインベーダーで車を乗っ取る手口は、車の中に配線されているCANに、外部から有線で繋ぎ、偽のCAN信号を送って車を乗っ取るやり方です。
実は最近の車は外部から簡単にCAN配線に繋ぐことができます。
外部からCAN配線に繋がると、ドアロックECUに命令してドアロックを解除し、エンジンECUに命令してエンジンをかけることが簡単にできます。
そのためCANに侵入しさえすれば、だれでも自由に車をコントロールすることが可能です。

➁リレーアタック

キーレスエントリーのイメージ

リレーアタックとは、スマートキーから発信されている微弱な電波を受信・増幅・中継して車を乗っ取る手口です。

スマートキーの機能とは?

スマートキーの機能とは「スマートエントリーシステム」です。
スマートエントリーシステムは、スマートキーを持った状態で車に0.8〜1.5m近づくと車のロックとエンジンをコントロールできる機能です。
一般的なスマートエントリーシステムは次の2つのことができます。

1⃣ドアロック・アンドアロックドアロック・アンドアロック
2⃣エンジンスタート・エンジンストップ

スマートエントリーシステムは、非常に便利な機能で最新の車にはほぼ搭載されています。

スマートエントリーシステムの仕組みとは?

スマートエントリーシステムの仕組みは、スマートキーと車の双方が電波を使って送受信をしてドアロックとエンジンのオン・オフをする仕組みです。
この時の電波は微弱で、スマートキーと車が0.8〜1.5m以内にないとスマートエントリーシステムが使えません。
そのため通常は車の持ち主がスマートキーを持って車を動かす時にのみ利用されます。

リレーアタックで車を乗っ取る手口とは?

リレーアタックで車を乗っ取る手口とは、スマートキーから発信される微弱な電波を機器を使って受信・増幅・中継して、車を乗っ取るやり方です。
リレーアタックは単純にスマートエントリーシステムの仕組みを悪用したものです。
やり方はスマートキーと車の間に、何人かの人が入り、微弱な電波を受信・増幅・中継して車に送信し、ドアロック・エンジンをオンにして車を乗っ取ります。

③コードグラバー

ソースコードのイメージ

コードグラバーとは、スマートキーのスペアキー作成用機器を使って車を乗っ取る手口のことです。
基本的にはコードグラバーもスマートエントリーシステムの仕組みを悪用したものです。

そもそもコードグラバーとは何か?

そもそもコードグラバーとは「スマートキーのスペアキー作成用機器」の名称のことです。
大きさは、スマートキーと同じくらいです。
コードグラバーを使えば、だれでも簡単にスマートキーのスペアキーを何個でも作ることができます。
もともとコードグラバーは単にスマートキーのスペアキー作成用機器の名称のことでした。
ところが2005年頃から発生した海外でのコードグラバーを使った車の乗っ取りが話題になったことで、現在では名前が車の乗っ取りの手口の1つとして有名になりました。

コードグラバーで車を乗っ取る手口とは?

コードグラバーで車を乗っ取る手口とは、ドアロックした際の電波をコードグラバーで受信し、ロックコードを複製して車を乗っ取るやり方です。
基本的には次の流れで車は乗っ取られます。

1️⃣持ち主がスマートキーを使ってドアロックをする
2⃣この時、スマートキーから発信した電波をコードグラバーが受信するこの時、スマートキーから発信した電波をコードグラバーが受信する
3⃣コードグラバー内でロックコードを複製するコードグラバー内でロックコードを複製する
4⃣コードグラバー内でアンロックコードを自動で割り出すコードグラバー内でアンロックコードを自動で割り出す
5⃣ドアロックをオフにして、エンジンをオンにして車を盗むドアロックをオフにして、エンジンをオンにして車を盗む

基本的には1⃣〜~5⃣の流れで簡単に盗むことができます。の流れで簡単に盗むことができます。
ポイントはスマートキーとコードグラバーとの距離が100〜500mであれば、コードグラバーが電波を受信することができるということです。

まとめ

今回は「2024年最新の車盗難の手口3選・持ち主が居ない間に数分で盗む 」についてご紹介しました。

デジタル化された車は簡単に盗むことができます。
車のメーカーやディーラーは、車のデジタル化はセキュリティが高くなったと称賛していますが実際はまったく違います。
車の持ち主の方は、ぜひ今回ご紹介した記事を参考にして、車のメーカーやディーラーのいうことをそのまま鵜吞みにせず、確実な盗難対策をとられることをおすすめします。
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